大人気漫画「ちいかわ」に登場しているキャラクター「あのこ」の正体は、「もしかして…」と感づいている読者も多いと思います。
実は、昔ちいかわと一緒に仕事をしていて仲良くなったパジャマ姿のモブの子なんです。
しかも、その根拠が〈討伐しにきたモブを食べた理由〉にも繋がっていると考えられます。
そこで今回の記事では、
以上をどこよりも詳しく徹底解説していきます!


【ちいかわ考察】公式で「あのこ」の正体は何?
あのこの正体は、鎧さんからピンクのパジャマを買ったちいかわ族のモブの子です。
ちいかわ公式では、「あのこ」の正体は「???」と正式名称は不明とされ、ハッキリ公表されたわけではありません。
ちいかわ4巻の豆ずかん内では、あのこについてこのように表記されています。
- おっきい討伐で遭遇した巨大キメラ
- 鋭いツメと大きな尻尾が特徴
- なぜかカエルに反応する
危険レベルは「???」で表現され、
それが危険度が未知数という意味なのか、名前すらも公式でぼやかされており、未知の存在とされています。
ちなみに、危険度マックスは「中止で〜す」のアイツだったよw
討伐しにきたモブと対峙するあのこの強さを見ると、「中止で〜す」より上だと考えられるので、危険レベルがこれからどんどん進化していくという意味かもしれません。
では、あのこの正体がパジャマ姿のモブである理由はいったい何なのでしょうか?
【ちいかわ考察】あのこの正体はパジャマ姿のモブである理由
あのこの正体がパジャマ姿のモブである理由は次の通りです。
詳しく解説していきます!
理由①:ちいかわと再会したとき、思い出のカエルを指差している
そもそも、ちいかわと元「あのこ」であるパジャマのモブの子の関係は、ある労働で席が隣になってから友だちになりました。
隣の席の子がオフィスグリコでお菓子を買っている様子に憧れ、ちいかわは同じように挑戦します。

オフィスグリコとは:お菓子メーカーグリコがオフィス向けに提供している置き菓子サービス。カエルの貯金箱に100円を入れて好きなお菓子が買える仕組み。ちいかわの世界にも労働場に似たものがある。
オフィスグリコでお菓子を買っているちいかわを見た元「あのこ」が話しかけて、ふたりは仲良くお菓子を分け合います。
ちいかわと元「あのこ」にとって、オフィスグリコは仲良くなった思い出なんですね。
しかし、ある時を境に元「あのこ」はいなくなってしまいます。
せっかくできた友だちがいなくなってしょんぼりするちいかわ…切ないよ…
しばらくして、ちいかわ・ハチワレ・うさぎに大きな討伐が入ります。
友だちと久しぶりの再会だと分かったのは、巨大キメラの「あのこ」でした。
大きな尻尾でビターン!とふっ飛ばされたハチワレは視界がモノクロになってしまいます。
ちいかわは絶体絶命だ!と思った瞬間、ふと登場するカエル。
「あのこ」はオフィスグリコを思い出して、カエルを指差していたのだと思われます。
このあとも「あのこ」はカエルを指差してしばらくちいかわを見つめていたので、
ちいかわとお菓子を一緒に食べたり、労働をがんばっていたときの記憶は色濃く残っていたはずです。
このときはまだキメラ化が進んでいなかったから、ちいかわ達を食べるという行動はおこさなかったのかもね…
理由②:回想シーンにパジャマ姿のモブが映し出されている
「あのこ」がパジャマ姿のモブだったということを示す決定的なのものが、こちらの回想シーンです。
討伐しにきたモブたちと会った日の夜、「あのこ」は回想シーンで昔の自分を思い出します。
4コマ目をよく見ると、ここでパジャマ姿のモブが映されているので、あのこの正体はパジャマ姿のモブで確定といっていいと思います。
4コマの右上には、ちいかわと一緒にお菓子を食べていたときのシーンがありますね。
それだけ「あのこ」にとってちいかわと過ごした思い出は楽しかったんだね
最後は、自分がふっ飛ばしたモブの姿を思い出して、フッとにやけます。
2コマ連続で強調していることから、「あのこ」がキメラになったことによっての気持ちの変化が始まったことが分かりますね。
【ちいかわ考察】あのこがキメラ化した経緯や理由
では、なぜ「あのこ」がキメラ化したのか?
経緯と理由について詳しく見ていきましょう。
あのこがキメラ化した理由
「あのこ」がキメラ化した理由は、
「あのこ」にこの想いがあるのは間違いありません。
上記の「あのこ」の回想シーンと対照的なシーンはこちら。
引用元:Twitterちいかわ公式@ngnchiiikawa
ちいかわ族だったモブの頃の記憶はもう無く、
労働や討伐は過酷で、少ない報酬を抱えながら帰って泣きながら寝ていた辛い思い出しか残っておらず、しかも記憶が薄れてきていることが分かります。
ナガノ先生はこういう対比の表現が上手いんだよなぁ
討伐しにきたモブと対峙した「あのこ」の行動も明らかに変わっています。
- 大声を出してビックリさせている
- ダンスをして友好的なフリをしている
- 追いかけっこをしている
など、『圧倒的な力の差を理解して、狩りを愉しんでいる』ように見えます。
最初は、討伐しにきたモブとは積極的に関わらずにいた姿勢でしたが、どんどんちいかわ族をオモチャのように扱っている見方もできますね。
引用元:Twitterちいかわ公式@ngnchiikawa
昔は、鎧さんに手紙を贈るほど心が優しい子だったのに…。
パジャマを買ったときも、大事そうに抱きしめていた「あのこ」。
身体がキメラになったことで、残念ながら心もキメラになってしまっているのでしょう。
あのこがキメラ化した経緯
「あのこ」がキメラ化した経緯は、突然変異だと思われます。
勇気を出したでかつよが、「あのこ」のそばに寄って質問しています。
「もしかして…とられちゃったの?からだ…」の問いかけに首を振るあのこ
モモンガのように身体乗っ取り説がありましたが、これで「あのこ」が望んでキメラになったことが判明しました。
でかつよから「急にそうなったの?」の問いかけには否定していませんので、突然身体が変化したのだと思われます。
妖精になったちいかわ達の例を見ると、突然変異のきっかけはちいかわ族の願望+外的要因(変なアイテム)かもしれませんね。
ここのちいかわの回想シーンも「あのこ」と対照的で切ない…。
でかつよが「ヤじゃないの?(その身体になって)」と聞くと、あのこは”にんまり”と笑います。
最近はキメラ生活をすごく楽しんでいる様子ですよね。
キメラになって後悔は一切していないし、戻る気もなさそうです。
【ちいかわ考察】あのこがモブを食べたのは本当?理由は?
漫画の回がすすむにつれて、半信半疑だった読者も多かったと思いますが「あのこ」がモブを食べたのは本当です。
でかつよが怯えている様子から、猟奇的なシーンがあったことは間違いありません。
ナガノ先生、やってくれちゃってますねェ!!
さすがに漫画内で直接的な表現をするわけにはいかず、ナガノ先生が「ちいかわ族を食べたときの暗示」として表現されている手法はこちらです。
- 爪を「つっぱっ つっぱっ」舐めている
- 鳥が「チュン…チュン」と鳴いている
- 鳥が飛び立っている
では、この表現が確立されてしまった戦犯ちゃんの回を振り返ってみましょう。
あのこに仲間が食べられた戦犯ちゃん
3人組で討伐にきたちいかわ族のモブたち。
笑顔を見せてダンスをする「あのこ」に、戦犯ちゃんは友好的になろうと提案します。
そのうち1人は「エッ…」と抵抗を見せていますが、戦犯ちゃんともう1人のモブは踊り出します。
直後、「あのこ」は豹変して襲いかかって逃げ遅れた1人のモブが食べられてしまいます。
しかも、戦犯ちゃんの友好作戦に抵抗があった子なんだよね…
そのあと、もう1人も食べられているだろうという時間経過の暗示…。
戦犯ちゃんは、1人生き残って帰ります。
自分が提案した愚かな作戦のせいで2人を巻き込んでしまったこと、その自責を味わうように自分だけが生き残ったこと、
なァ…地獄すぎんか?
お願い!ナガノ先生、人の心を取り戻して!とネットの声が多くなるのもうなずけます。
まとめ|【ちいかわ考察】あのこの正体は元モブ!キメラ化した経緯と理由は?
- あのこの正体はちいかわと一緒に働いていたパジャマ姿の友だち
- あのこがキメラになってモブを食べた理由はストレス発散
- あのこがキメラになったのは「小さくて弱い自分が嫌だったから」望んで変異した
今回は、ちいかわのあのこについて考察してみました。
あのこがキメラ化しているにつれ、なかなかエグい展開になってきましたね。
この先も目が離せないどころか、ナガノ爆弾がつっこまれそうですw
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

