アメリカで大多数の銀行を恐怖に陥れた「フライデーナイト銀行強盗事件」の犯人はズバリ、
完全犯罪のスペシャリストと呼ばれていたカール・グゲイジャンという男性です。
実は…頭脳明晰でスマートなイケメンなんだよな
今回の記事では、フライデーナイト銀行強盗事件の犯人や事件の全容について徹底解説しています。
- フライデーナイト銀行強盗事件の経緯と真相
- フライデーナイト銀行強盗事件の犯人「カール・グガシアン」の顔画像
- フライデーナイト銀行強盗事件の犯人「カール・グガシアン」の現在
フライデーナイト銀行強盗の犯人の顔画像!

- 名前:カール・グゲイジャン
- 生年月日:1947年7月17日
- 出身:ペンシルバニア州
フライデーナイト強盗の犯人は、カール・グゲイジャンです。
事件当時は26歳の若さで、ペンシルバニア大学で統計学の博士号を取得していた頭脳明晰な人物でした。
ちなみに、東大より難関で世界トップ10に入る教育と研究をしてる大学
カールは、ペンシルバニア州ブルーモールで生まれ、アルメリア移民の両親のもとで育ちました。
家が貧乏だったため、15歳で駄菓子屋に盗みに入るもののあっさり捕まってしまいます。
初めての犯罪をおかした少年カールは、18ヶ月間青少年施設で過ごしました。
施設のスタッフに言われたこの言葉で、カールの人生は変わることになります。
「1度犯罪歴がついたら、ちゃんとした仕事に就くことはできないだろう」
少年時代の犯罪歴は21歳で消される事実を知らなかったカールはこの言葉を信じて、「まともな職で働くことができなかったのか…」と絶望しました。
そして、
「自分は犯罪の道で生きるしかないのか」
と思い詰めてしまいます。
更生できたかもしれないのに、まともな人生を諦めちゃったんだな
1971年、ヴィラノーバ大学で電気工学の勉強をしながら軍隊に入隊します。
その後、世界トップで難関なペンシルベニア大学を、なんと独学で入学しました。
統計学を学んでいるときに、ふと目にした銀行強盗の新聞記事。
このときカールは、
「統計学を使えば、捕まらない銀行強盗ができるんじゃないか?」
と考えが浮かびます。
バラつきのあるデータを数学的な視点から数字の性質や規則性などを見出す学問のこと
カールは、統計学をもちいて銀行を分析することで、銀行強盗の成功率を上げることができると考えました。
おい ちょっと待てい!!!!
カールは、以下の情報を調査し始め、もっとも効率のいい方法・逮捕リスクの少ない銀行強盗計画を編み出しました。
- 過去の銀行強盗
- 警察の捜査方法
- 銀行のセキュリティシステム
- 銀行の来客人数の推移
これがフライデーナイト銀行強盗でした。
カールの華麗な手口、フライデーナイト銀行強盗について全容を見ていきましょう!
フライデーナイト銀行強盗の経緯と真相
- 時期:1973年〜2001年
- 場所:アメリカ東海岸
- 被害総額:合計200万ドル(約2億円)
犯行が必ず金曜だったことから、フライデー銀行強盗と呼ばれるようになったといいます。
フライデーナイト銀行強盗が初めて起きたのは、ノースカロライナ州です。
住んでいたペンシルバニア州を中心に、遠く離れた東海岸の銀行を狙っていました。
約30年間、50件もの小さい町の銀行がターゲットになっていました。
フライデーナイト銀行強盗の犯行内容はこちらです。
犯行時間は、なんと2分以内!
完全犯罪が成功したことに達成感を覚えたカールは、銀行を次々と襲い50件以上もの銀行強盗を働きました。
凶悪な犯罪者と思えますが、実はカールにはポリシーがあり、
ということから、銀行員や客に暴力はふるいませんでした。
犯罪には変わりませんが、強盗という名前のイメージとは違い非常にスマートだったんですね。
ただ、2人にはやむを得ずに発砲したことがありましたが、命に別状はありませんでした。
見た目が特徴的だったのになんで長年逮捕できなかったわけ?
フライデーナイト銀行強盗が30年間捕まらなかった理由
犯行時のカールは、首まで覆うハロウィンマスクをかぶっていました。
一見ギョッとするような見た目の上、歩き方は腰を落としてスリ歩きをする忍者のような様子をしていました。
これは身長の特定を防ぐためで、マスクをしたのも皮膚の色を分からないようにする目的からです。
他にも、カールは逮捕されないよう綿密に練った計画のポイントがあり、
- フェイスマスクを被る→皮膚の色を隠すため
- 大きな服を着る→体型を隠すため
- 森に近い銀行を狙った→犯行後森に入ることで姿をくらますため
- 近くに高速道路がある→マウンテンバイクを車に積んで遠くに逃げるため
- 現金や証拠品は森に隠す→家宅捜査の対策
- 狙う時間は金曜日→来客が少なく、スタッフが忙しい日
犯行時間の短さ、身体的特徴が不明なことから捜査が難航していたといいます。
では、逮捕のきっかけとなったのはどんなことだったのでしょうか?
フライデーナイト銀行強盗の犯人逮捕までの経緯
2001年、ペンシルバニア州の森に遊びにきていた少年2人は、大きなプラスチックのパイプを見つけました。
その中には、
驚いた少年たちは、急いで警察に駆け込みました。
この物品はFBIに提出され、捜査員はフライデーナイト強盗に使われたものだと確信します。
そして、地元住民に聞き込みを行い、
フライデーナイト銀行強盗の特徴からプロファイリングした犯人像を徹底的に探した結果、カール・グゲイジャンにピッタリあてはまったといいます。
犯罪者とはいえど、警察の一部から尊敬されていたらしいね
カールは55歳で逮捕され、くだされた判決は懲役115年でした。
ほぼ終身刑と変わらない判決ですが、現在はいったいどうなっているのでしょうか?
フライデーナイト銀行強盗の犯人の現在は?

その後カールは判決を受け止め、素直に深く反省をします。
などの協力的な姿勢のおかげで、刑期が17年に短縮しました。
心から反省していたカールは無事、2017年に69歳で出所を果たします。
詳細は公表されていませんが、生まれてから1度も引っ越さなかったことから、おそらく現在も故郷のペンシルベア州に住んでいるのだと思います。
銀行強盗も金銭目的で行ったわけではないので、質素な暮らしをしていることでしょう。
まとめ|フライデーナイト銀行強盗の犯人はイケメン天才犯罪者!現在は出所してる?
今回は、フライデーナイト銀行強盗事件について犯人や全容について解説しました。
犯罪であることは間違いないのですが、あまりに手口が鮮やかで感心すらしてしまいそうになりますね。
また、FBIに協力して犯罪者の立場から貢献したことも社会にとっては大きいかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。