27年前にアメリカで起こった最大の未解決時間「ジョンベネ事件」。
美少女コンテストで優勝する美貌のジョンベネが不審な死を遂げ、全米を震撼させた事件として日本でもいまだに話題になっています。
今回の記事では、長年人々の注目を集めているジョンベネ事件の真犯人や真相について最新情報を解説していきます。
ジョンベネ事件の内容
ジョンベネ事件とは、1996年12月26日早朝、アメリカのコロラド州ボルダーで、
当時6歳だったジョンベネ・パトリシア・ラムジーが自宅の地下室で何者かによって◯害されているのが発見された事件のことです。
ジョンベネという名前は、父のファーストネーム・ミドルネームの「ジョン・ベネット」から来ています。
父親が年商1,200億円を超える会社のCEOという資産家令嬢であったことや、美少女コンテストで何度も優勝してきたルックスの持ち主であったこと、
不可解な点が多かったことから世間の注目を集めました。
ジョンベネは誘拐され、遺体となるまでの経緯を時系列でまとめました。
- 事件前日<12月25日>
一家の友人宅でクリスマスパーティに参加
帰宅し何事もなく就寝(ジョンベネと兄は2階、両親は3階) - 事件当日<12月26日>
5時30分頃、母パッツィが台所にむかったところ階段に脅迫状が置かれていることを発見
身代金として11万8千ドルが要求されており、ジョンベネの誘拐事件として警察に通報
警察の到着後、地下室で毛布に包まれたジョンベネの遺体を父が発見
遺体は手を縛られ口をガムテープで塞がれた状態だった
ジョンベネの身代金は11万8千ドル(当時の日本円で約1,400万円)を要求されていました。
死因は首を絞められたことによる窒息死であるとされており、
頭部を殴打されたことも間接的な要因として挙げられております。
その後、ボルダー警察は1,600人以上に事情聴取をしてきましたが真相には近づけず。
アメリカ刑事事件史の中でも最大の未解決事件と言われてきました。
事件現場には多くの人が出入りしたために消えてしまった証拠もありますが、
- ジョンベネの胃内にあったパイナップル
- 脅迫状
- 身代金の請求額
- 現場に残された体液
などが事件のカギを握ると言われています。
ジョンベネ事件の真犯人は誰?

結論、2023年の時点でジョンベネ事件の真犯人は誰なのか分かっていません。
ジョンベネ事件の当初、真犯人としてジョンベネの家族たちが疑われました。
最終的には犯人でないことが分かりましたが、なぜ疑われていたのでしょうか。
これまで犯人と疑われた人たちはなぜ疑われていたのか、以下でご紹介していきます。
ジョンベネ事件の真犯人は兄説
ジョンベネにはバークという3歳上の兄がいました。
2016年にはテレビ出演し事件についてのインタビューを受けています。
ジョンベネの兄が疑われた理由その1:パイナップルの発見
遺体で見つかったジョンベネの胃の中から、消化しきれていないパイナップルが見つかりました。
これはバークが事件当日に食べていたものと判明しています。
バークがテーブルに置いていたパイナップルをジョンベネが盗み食いし、
怒ったバークが頭をバットや懐中電灯で殴ったのではと考えられました。
ジョンベネの頭蓋骨の傷と懐中電灯が一致していて、指紋も拭き取られてたっていうから怪しまれたんだな
ジョンベネの兄が疑われた理由その2:両親が守ったように見られたから
事件後当時9歳のバークにも、容赦なく取り調べが行われました。
当然マスコミからも執拗な追及があり、そういった攻撃から守るために両親はバークを遠ざけるようにしました。
また、ジョンベネの両親は警察に「事件が発覚したときはバークは寝室で寝ていた」と供述していたのに、実際は通報時にバークの声が入っていたことから、
「バークのジョンベネを誤って◯してしまったことを隠ぺいしようとしているのでは?」
と考えられてしまったのです。
結果としてDNA検査により、現場の体液と一致しなかったことから犯人であることは否定されました。
ジョンベネ事件の真犯人は両親説

ジョンベネの両親が疑われた点としては、
- 脅迫状で使われたペンと紙がジョンベネ家のものであった
- 身代金の請求額がジョンベネの父親のボーナス支給額だった
- 犯行当日に限って防犯システムをオフにしていた
- ジョンベネは両親から虐待を受けていた疑惑もあった
以上の要因から、一時は容疑者に立てられてしまいました。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
ジョンベネの両親が疑われた理由その1:脅迫状
ジョンベネの母親が事件当日に発見した脅迫状は、ラムジー家にあった紙とペンを使って書かれたものでした。
また、筆跡がジョンベネの母親のものに酷似している点も疑いを強めました。
ただ、筆跡鑑定の結果からラムジー夫妻が書いたものではないとの結論に至っています。
またこのメモについては「練習用」のものがあった可能性があるとのことです。
ジョンベネの両親が疑われた理由その2:身代金の請求額
ジョンベネの身代金11万8千ドルという請求額はジョンのボーナスとほとんど同じ金額でした。
ボーナスの額を知っているジョンの会社に勤める人たちにも疑いは向けられましたが、誰も犯人とは特定されず。
なぜこの金額だったのかについてはいまだに明らかにされていません。
ジョンベネの両親が疑われた理由その3:虐待疑惑
「ジョンがジョンベネに対して性的虐待をしているのではないか?」という噂が報じられました。
これについてジョンは否定しています。
また、パッツィが、おねしょをしたジョンベネを叱った勢いで殴打し、死亡後に首を絞めたのではという説も出ました。
こちらも兄のバークが「お仕置きされたことはなかった」とコメントしています。
両親も兄のバーク同様に、DNA検査でジョンベネの両親は犯人ではないとされました。
ジョンベネの母:事件後の2006年6月に卵巣がんで亡くなる
ジョンベネの父:2011年に再婚
ジョンベネ事件の”自称”真犯人

ジョンベネ事件において、虚偽の自白をした人間もいました。
- ジョン・マーク・カー
- ゲイリー・オリヴァ
自白内容や真相を1人ずつ解説していきます。
ジョンベネ事件の”自称”真犯人1人目:ジョン・マーク・カー
ジョンベネ事件で虚偽の自白をした犯人1人目は、ジョン・マーク・カーです。
母パッツィの死後まもない2006年8月に、カーはタイのバンコクで逮捕されました。
当初は、
と自供していましたが、DNA検査の結果、真犯人ではないとされています。
ジョンベネ事件の”自称”真犯人1人目:ゲイリー・オリヴァ
ジョンベネ事件で虚偽の自白をした犯人2人目はゲイリー・オリヴァーです。
ジョンベネ事件当時は近所に住んでおり、ジョンベネの大ファンで小児性愛者として悪名高い人物でした。
事件から約23年後の2019年1月、児童ポルノ所持罪で服役中だったゲイリーは、
高校時代の友人に対して送った手紙に以下のように書いています。
ゲイリーの部屋からはジョンベネの写真が大量に見つかりましたが、ゲイリーが真犯人だと裏付ける物的証拠はありませんでした。
また、DNA検査で現場の体液と一致せず、ゲイリー・オリヴァーもジョンベネ事件の真犯人ではないことが判明しています。
ジョンベネは性被害を受けていた?

◯害されたジョンベネの下着に体液が付着していたことから、事件当日に性被害を受けたことが分かっています。
事件当日じゃなくて、日常的に行われていたらしい…
このような証拠から、上記のように父ジョンにも性的虐待のすえに誤って◯害してしまったという疑いの目を向けられました。
ジョンベネの両親は記者会見を開き「事件については何も知らない」と主張。
これまで挙げてきた、真犯人と疑われた人たちのDNAとは一致しないため、体液が誰のものなのか特定が待たれます。
ジョンベネ事件がずっと未解決の理由

ジョンベネ事件が現在まで未解決の理由は、初動捜査に欠陥があったからと言われています。
- 証拠が紛失されていたこと、クリスマス休暇中で捜査員が少なかったこと
- 捜査員の殺人事件に関する経験やスキルが十分でなかったこと
などが挙げられました。
当時よりDNA検査の技術は上がっておりボルダー警察も捜査を強化していくことを公表しています。
まとめ|ジョンベネ事件の真犯人と真相!動機の自白内容とは?【2023最新】
今回は、ジョンベネ事件の真犯人についてまとめました。
事件から年数は経ってしまいましたが、最新の技術で捜査を続けてほしいですね。
ジョンベネや家族のためにも、真犯人が早く特定されることを願うばかりです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。