M-1グランプリ2023が12月24日(日)18時30分に放送されます。
大会後に毎年といっても過言ではないほど、聞こえてくるやりとりがあります。
会場の笑いと審査が合ってない気がする…。
なんかやらせ臭くないか?
優勝するには面白い漫才を披露し、漫才レジェンドの審査員たちに評価される必要があります。
今後の芸人の人生を左右する大事な審査ですが、
審査員のえこひいきや、番組サイドの台本が用意されていたり、
出来レースの可能性もあると言われていますが、気になりますよね。
なんでこんなに評価が高いの!?って芸人が出てくるのは否めないかも…。
そこで今回の記事は、
以上を徹底解説したいと思います。
M-1グランプリはやらせで台本がある?
今年で19回目となるM-1グランプリは、これまでの長い歴史の中でも
「やらせではないか?」「出来レースだ」と言われてきた過去があります。
特に印象的だと言われるのが、第10回大会(2010年)に笑い飯が優勝した年のことです。
大会のラストイヤーとして、開催された第10回大会は、
これまで9大会連続ファイナリストとしてM-1の顔となっていた笑い飯を優勝させるための
出来レースだったのではと噂があります。
その理由は、
9年連続9回目の出場であった笑い飯に有終の美を飾らせてあげたい、
最後だから笑い飯を優勝させて、番組としてきれいに締めたい。
そんな番組サイドの思惑があったのでは?と噂されています。
また、最終決戦に残った3組も笑い飯を優勝させるために選ばれたんじゃないかと噂されています。
- スリムクラブ
- 笑い飯
- パンクブーブー
スリムクラブは笑い飯のWボケで畳み掛ける笑いとは違い、当時は珍しい独特の間を使った引き寄せる笑い。
スリムクラブは出てくるのが当時としては少し早すぎた感はあったんだよなー。
パンクブーブーは昨年の第9回大会の王者。
さすがに2大会連続チャンピオンはないかなー。
初出場の勢いのあったピースやジャルジャル、銀シャリをおさえてこの3組を残すのは
偶然にしては出来すぎなのでは?との声も上がっています。
しかし結果的に、今ではどのコンビも活躍することになりましたね!
M-1グランプリがやらせと言われる理由
若手芸人の登竜門として始まったM-1もいまや国民的イベントになりつつあります。
優勝した芸人がフィナーレで見せる涙は、これまでの努力が報われた末に見せた美しい涙です。
そんな涙の裏でどのようなやらせと言われる疑惑があったのか、紹介していきます!
やらせと言われる理由①:吉本枠
M-1の主催は吉本興業とテレビ朝日です。
お笑い芸人No.1を決める大会にいち芸能プロダクション会社の吉本興業が
主催をしていることに違和感を覚えた人も多いのではないでしょうか?
これまでの大会のファイナリストの割合も吉本興業所属の芸人が多いことは明らかです。
吉本興業所属芸人の割合
- 2001年:出場10組中7組
- 2002年:出場9組中4組
- 2003年:出場9組中6組
- 2004年:出場9組中7組
- 2005年:出場9組中8組
- 2006年:出場9組中8組
- 2007年:出場9組中7組
- 2008年:出場9組中6組
- 2009年:出場9組中7組
- 2010年:出場9組中7組
- 2015年:出場9組中5組
- 2016年:出場9組中6組
- 2017年:出場10組中9組
- 2018年:出場10組中9組
- 2019年:出場10組中9組
- 2020年:出場10組中7組
- 2021年:出場10組中5組
- 2022年:出場10組中7組
- 2023年:出場決定9組中6組(残る1組は敗者復活枠)
また、2021年に錦鯉(ソニー・ミュージックアーティスツ)が優勝するまでの9大会は
全て吉本興業の芸人が優勝しています。
第8回(2008年) | NON STYLE |
第9回(2009年) | パンクブーブー |
第10回(2010年) | 笑い飯 |
第11回(2015年) | トレンディエンジェル |
第12回(2016年) | 銀シャリ |
第13回(2017年) | とろサーモン |
第14回(2018年) | 霜降り明星 |
第15回(2019年) | ミルクボーイ |
第16回(2020年) | マヂカルラブリー |
しかし、これは吉本興業所属の芸人が他の事務所に比べてかなり多いというのも事実です。
また、各地に劇場を持っていたり、養成所から何組ものお笑いコンビを輩出しているため、芸人の層も厚いです。
お笑いといえば、「吉本!」と思い浮かぶ人は多いですよね!
やらせと言われる理由②:島田紳助の審査
笑い飯が優勝した第10回大会(2010年)の最終決戦については、冒頭でも触れていますが、
この時の島田紳助さんの審査において、不審な点がいくつかあります。
ちなみに最終決戦得票数の結果は、
笑い飯4票、スリムクラブ3票と僅差で笑い飯が10代目王者になりました。
実はこの時、島田紳助さんが最終決戦審査時に隣の松本人志さんのボタンを
押しているように見える映像が残っています。
確かに見返しても一瞬ではあるけど、押しているように見える。
大会終了後には島田紳助さんからこのようなコメントも出ています。
「俺はスリムクラブに入れたけど、笑い飯に優勝してほしいなって思ってた。(審査も)ヤラセなく、ガチでやった」
あえて大会後にこういうコメント出すのが怪しさいっぱいだなー。
とはいえ、9大会連続でファイナリストになっているのはいまだ、笑い飯だけです。
2人がM-1で披露した「奈良県立歴史民族博物館」「とりじん」は伝説のネタとして知られています。
Wボケというスタイルを最後まで貫いて優勝するというのはなんともドラマチックですね!
やらせと言われる理由③:初出場コンビが6大会連続トップバッター
M-1のようなお笑いショーレースではトップバッターは不利と言われています。
実際にこれまでの歴史の中で、トップバッターで優勝したコンビは中川家の1組だけです。
コンビ名 | 所属事務所 | 順位 | |
第10回(2010年) | カナリア | よしもとCA 東京 | 9位 |
第11回(2015年) | メイプル超合金 | サンミュージックプロダクション | 7位 |
第12回(2016年) | アキナ | よしもとCA 大阪 | 5位 |
第13回(2017年) | ゆにばーす | よしもとCA 東京 | 8位 |
第14回(2018年) | 見取り図 | よしもとCA 大阪 | 9位 |
第15回(2019年) | ニューヨーク | 吉本興業 東京 | 10位 |
この結果を見ても、どのコンビもファイナリスト進出しておらず、順位もあまり高くないことがわかりますね。
第10回から第15回まで、吉本興業所属の芸人が優勝しましたが、
このトップバッター勢も吉本芸人が多いので、意図的な抽選ではなくたまたまでしょうね。
トップバッターはどうしてもその大会の基準点になってしまうから難しいよね…。
メイプル超合金や見取り図、ニューヨークはこのM-1初出場から見事に売れっ子芸人になりましたね!
M-1グランプリは審査員のえこひいきがすごい?
M-1に出場する芸人だけでなく、出場者を審査する審査員にもスポットがあたることが度々あります。
審査員といえば、松本人志さんや島田紳助さん、オール巨人さんなどでおなじみですが、
独特の評価基準のある上沼恵美子さんは大会中かなり目立ってましたね!
あと、上沼恵美子さん以外の女漫才師でM1審査員したい人いないでしょ……自分の意見言っても「若くて好みの男に媚びてる」「依怙贔屓」か無難なことしか言わなかったら「いる意味ない」と叩かれるというどっち選んでも地獄コースだもの。ってか、笑いに正解はないんだし好みあるの当たり前じゃね??
— グレー提督 (@darensuki2) December 22, 2019
上沼恵美子さんはえこひいきと捉えられても仕方のないような言動も多かったです。
代表されるエピソードとして、第14回(2018年)のM-1グランプリ。
会場に敗者復活枠からの勝者が伝えられる前に、上沼恵美子さんは「ミキに来てほしい」とコメントする場面がありました。
前年のM-1での兄弟漫才が世間に与えたインパクトは大きく、上沼恵美子さんも彼らの大フアンでした。
一方でこの大会、初出場で自虐ネタを披露したギャロップに対し、
「自虐はウケない。芸歴長いんだからそれくらい知っておかなあかんわ。何してたんよ、今まで」
と痛烈批判。
しかし、ミキがこの年披露した漫才も自身の顔がブサイクであるということをいじる自虐ネタ。
先ほどギャロップの自虐ネタを批判した、上沼恵美子さんにコメントが求められると
「お兄ちゃんの自虐は、突き抜けて芸になっている。人徳がある」
と大絶賛。
漫才の好みは人それぞれだからなんとも言えないけど、支離滅裂すぎる…。
ギャロップの他に「上沼怒られ役」にはカミナリ、マヂカルラブリーなどのコンビがいますが、
漫才には様々なスタイルがあり、見る人の好みも様々。
これだからM-1は毎年楽しみになるんですよね!
2023年の審査員一覧
2023年12月17日(日)の12時55分に「超お宝映像で振り返る!M-1衝撃の瞬間SP」という
今年のM-1の見どころを紹介する番組で審査員が発表されます。
先日、これまで5年間M-1の審査員を務めた立川志らくさんが卒業することが発表されました。
では2023年の審査員が誰かと予想するならこの人たちです!
- 山田邦子
- 博多大吉(博多華丸・大吉)
- 塙宣之(ナイツ)
- 富澤たけし(サンドウィッチマン)
- 岩尾望(フットボールアワー)
- 中川礼二(中川家)
- 松本人志(ダウンタウン)
立川志らくさん以外の審査員は昨年と変わらないと予想しています。
実際にM-1優勝の実績もあり、第11回(2015年)には実際に審査員を務めた経験もあることから、
立川志らくさんと入れ替わりで審査員を務めるのは、フットボールアワーの岩尾望さんと予想します!
M-1グランプリ過去のやらせ疑惑に対する世間の反応
優勝コンビ | 優勝当時の所属事務所 | |
第1回(2001年) | 中川家 | 吉本興業 大阪 |
第2回(2002年) | ますだおかだ | 松竹芸能 |
第3回(2003年) | フットボールアワー | 吉本興業 大阪 |
第4回(2004年) | アンタッチャブル | プロダクション人力舎 |
第5回(2005年) | ブラックマヨネーズ | 吉本興業 大阪 |
第6回(2006年) | チュートリアル | 吉本興業 大阪 |
第7回(2007年) | サンドウィッチマン | フラットファイヴ |
第8回(2008年) | NON STYLE | よしもとCA 東京 |
第9回(2009年) | パンクブーブー | よしもとCA 東京 |
第10回(2010年) | 笑い飯 | よしもとCA 大阪 |
第11回(2015年) | トレンディエンジェル | よしもとCA 東京 |
第12回(2016年) | 銀シャリ | よしもとCA 大阪 |
第13回(2017年) | とろサーモン | よしもとCA 東京 |
第14回(2018年) | 霜降り明星 | よしもとCA 大阪 |
第15回(2019年) | ミルクボーイ | 吉本興業 大阪 |
第16回(2020年) | マヂカルラブリー | 吉本興業 東京 |
第17回(2021年) | 錦鯉 | ソニー・ミュージックアーティスツ |
第18回(2022年) | ウエストランド | タイタン |
今年19回目を迎える歴史あるお笑い賞レースと誰もが認めるM-1ですが、
過去のやらせ疑惑に世間の声をSNSから見ていきたいと思います!
NON STYLEが優勝した
— アンサングのフレンズ (@MUNOJYO) January 9, 2020
M-1は上沼恵美子のえこひいきと忖度があった説があって
真の王者はオードリーって話もあったな
翌年売れたのはオードリーでNON STYLEもそれをネタにしていた
その件に関してはお互い悔しい思いをしていたらしい
優勝コンビに目がいきがちですが、オードリーのようにテレビの最前線で活躍しているコンビもいますね!
和牛見たい。とろサーモンが優勝で、準優勝になった年のM-1は今だに納得いかない疑惑の判定の一つと思ってます。
— 爆走ゴーヤー。 (@TourBtm) December 12, 2023
アレは和牛の年だった…。
先日、解散を発表した和牛ですが、3大会連続2位といつも惜しい結果に終わっていました。
もう和牛が漫才で活躍する姿を見れなくなるのは悲しいですね…。
フースーヤ、もも、アキナとかばっさり落としてくるんだから、M-1をやらせとか吉本びいき言うてる人たちの気がしれない。
— おりた (@toronei) October 27, 2022
「一番面白いやつが優勝する」。
実力主義としてM-1を見ているお笑いファンの人の意見も参考になります。
M-1グランプリ2023優勝候補は?
コンビ名 | 所属事務所 | 出場歴 |
真空ジェシカ | プロダクション人力舎 | 3年連続3回目 |
令和ロマン | 吉本興業 東京 | 初出場 |
ダンビラムーチョ | 吉本興業 東京 | 初出場 |
くらげ | 吉本興業 東京 | 初出場 |
モグライダー | マセキ芸能社 | 2年ぶり2回目 |
ヤーレンズ | ケイダッシュステージ | 初出場 |
マユリカ | 吉本興業 東京 | 初出場 |
さや香 | 吉本興業 大阪 | 2年連続3回目 |
カベポスター | 吉本興業 大阪 | 2年連続2回目 |
敗者復活枠 |
これまでの出場歴で見るなら、真空ジェシカが大本命なのではと思いますが、
前回大会でのさや香の勢いは優勝してもおかしくなかったほどです。
m-1グランプリが12月24日に放送されるようです。
— 山本海人。 (@qol_jp) December 11, 2023
昨年惜しくも敗れた『さや香』さん!頑張って〜。いつもゲラゲラ笑って観てるよー。大好きですよー。🥰😜
神様お願い『さや香』さんを勝たせて🙇🏻♂️というか皆さんも頑張ってー。全部観ますからー🥹🥹 pic.twitter.com/15YIQ7Hi6y
前々大会でトップバッターとして爪痕を残し、その後も継続的にテレビに出演しているモグライダーや、
ここ数年、敗者復活戦で常連コンビだったマユリカなど、
どのコンビが優勝してもおかしくないデッドヒートが見れそうです!
まとめ|M-1グランプリはやらせ?審査員の贔屓や台本があるのは本当?
- やらせ疑惑は、吉本所属の芸人の層の厚さや島田紳助さんの審査から噂された
- 上沼恵美子さんのえこひいき発言が話題になった
- えこひいきや審査に納得できないという声がある一方、やらせや吉本びいきがあるはずないという声もある
今回は、M-1グランプリのやらせ疑惑や、審査員のひいきについて解説しました。
2023年のM-1は12月24日(日)クリスマスイブの18時30分から放送開始です!
今大会もどんなドラマが待ち受けているのか本番が楽しみですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。