りゅうちぇる(26)さんとぺこ(27)さんが離婚を発表したものの、「理由がよく分からない」「結局どういうこと?」と疑問に思いますよね。
りゅうちぇるさんがぺこさんに告白した内容はLGBTということですが、離婚した理由は主に3つありました。
ふたりが言ってることが回りくどくて分からん…
という方もいまだに多くいます。
そこで今回の記事では、
- りゅうちぇるとぺこが離婚した理由は3つ
- りゅうちぇるがぺこに告白した内容
- りゅうちぇるとぺこの離婚する件のコメント全文
以上を分かりやすくお伝えしていきます。

りゅうちぇるとぺこが離婚!理由は3つ
りゅうちぇるさんとぺこさんの事務所が“夫婦関係”を解消したとして、事実上の離婚を発表しました。
2016年に結婚してから現在は4歳となる子供がおり、離婚という決断をしたといいます。
なんで離婚したんだろう?理由は?
この6年間の中で、りゅうちぇるさんの中で変化があったようです。
離婚した理由は3つあり、
- りゅうちぇるが自分自身の”男性”という性別、性自認が変わった
- メディアで”夫”を演じる自分と”本当の自分”とのギャップが心に大きな負担
- ひとりの”人間”としてぺこと子供に向き合いたいと思ったから
これらが年々心に積み重なり、生きていくことさえ辛いと思うようになったりゅうちぇるさんは、思い切ってパートナーのぺこさんにカミングアウトしました。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
りゅうちぇるとぺこの離婚理由①:LGBT・性自認が変わったから

りゅうちぇるさんは、2017年3月のAbemaTVで自分自身の性的指向を決められないことに葛藤していた過去を告白しました。
りゅうちぇるさんは男性でありながらもかわいいものが大好きで、水を飲むときも小指を立てて飲むようないわゆる女性的な仕草が多くからかわれていたことが多かったそう。
体の性別と心の性別が一致しないLGBTという枠組みに対しても疑問を持ち、次のようにコメント。
「そういう経験もあるから、LGBTに当てはまらない名前さえない人たちも、今は人間が人間を愛する時代だなって僕は思う」
『性別も年齢も関係ない』というりゅうちぇるさんは、自身のような意見の人もいるよってことをわかってほしいと発言していました。
自分自身の性を決めていない・あるいはわからない人など、セクシュアリティは多様化しており、りゅうちぇるさんのような方をLGBTQIAといいます。
男性と女性の両方の特徴があったりと、いわゆる中性的な人のことを指します。
こういった自身のセクシュアリティを世間からなかなか理解されず「普通の男の子になりたい」と思いながらも、女性を好きになったことはありませんでした。
しかし、2014年のアパレルショップでぺこさんに出会って交際に発展したといいます。

性自認はとてもデリケートなものなので、大人になってからやっと自認する方も少なくありません。
ぺこさんと結婚した当時りゅうちぇるさんは21歳と若く、まだ自分自身の性的指向をハッキリ自認していなかったと思います。
“女性”としてのぺこさんを好きになり、結婚当時は自分を”男性”として認識することにしたのでしょう。
お付き合いして結婚・出産にまで至ったけども、結論”人間”としてのぺこさんが好きだったということですね。
子供を生む前に性自認しろ!ってなかなか厳しいと思うわ
りゅうちぇるとぺこの離婚理由②:”夫を演じる自分”と”本当の自分”とのギャップ
りゅうちぇるさんは2018年に第一子となるリンクくんが生まれて、一生懸命な育児が評価され「イクメンオブ・ザ・イヤー2018」を受賞。
このときも「学生時代から、自分には男だから女だからという考えはない」と明言しています。
ママだからパパだからという考えがそもそもない
役割を決めつけず、ひとりの親として育児を当たり前にやっていたというだけというりゅうちぇるさん。
この育児っぷりが評価されて以来、イクメンの夫としてのキャラクターを次第にメディアから求められるようになりました。
そんな世間からの声に応えようと、りゅうちぇるさんは無理をして演じきっていたといいます。
テレビの仕事を始めてほどなく、人と比べることで自分を見失うようにもなりました。人目を気にして仮面をかぶってしまう。盛り上がること、使われそうなコメントを言っていることもあった。
引用:朝日新聞
ときには過激だと分かりながらもコメントしていたといいます。
この「メディアでの自分」と「本当の自分」とのギャップという剥離から、りゅうちぇるさんはアイデンティティを見失いかけていました。
りゅうちぇる、かなり苦しかったんだろうな
以上の理由もあり、“父親”や”夫”としての枠組みから脱したいりゅうちぇるさんの強い気持ちが出てきました。
りゅうちぇるとぺこの離婚理由③:ひとりの”人間”としてぺこと子供と向き合いたかったから

“夫だから”というレッテルを貼られ、役割の強要はおかしいと感じたのでしょう。
ぺこさんに対しての感情も変わっていき、”女性だから”ではなく”人間として好き”と結論を出したりゅうちぇるさん。
ぺこさんと子供の3人で同居していく生活は変わらずに過ごしていくといいます。
だったら離婚しなくてもいいじゃん!
結婚しながらでもりゅうちぇるさんなりの家族を突き通せばいいのでは?という意見も。
しかし、上記のような経験があり「このままの関係では過ごせない」と思い、ぺこさんに正直に話して理解を得られたわけです。
元から性別に対してこだわりを持ちたくないというりゅうちぇるさんは、法律上の夫婦関係をあえて解消することで世間に対して新しい家族の形を訴えたかったのだと思います。
実際に、本人たちの生の声を見ていきましょう。
りゅうちぇるとぺこが離婚!本人たちのコメントは?

りゅうちぇるさんとぺこさんの離婚について、ご本人たちのコメントを一部抜粋しました。
りゅうちぇるの離婚コメント
8年前にてこと出逢い、僕はてこを好きになりました。女性を好きになることは、僕の人生の中で、初めての事でした。
てこはそんな僕に自信をくれて、男としての幸せを教えてくれました。 お付き合いしていく中で、こんなにも楽しくて、お互いを高め合えて、辛い時も乗り越えられる。そんな関係性を、そんな愛を、自分が女性と築けるとは思ってもいませんでした。 一生一緒に居たいと思えたからこそ結婚して 夫婦になる道を選択し そしてその愛が形になり、最愛の息子も生まれました。
この上ない幸せな日々を守るために、自分を隠してでも、そう生きていくと心に決めていました。 ”夫”であることは正真正銘の’’男”でないといけないと。 父親であることは心の底から誇りに思えるのに、自分で自分を縛りつけてしまっていたせいで、’’夫’’であることには、つらさを感じてしまうようになりました。
もちろん自分が覚悟して決めた道なのだから、どんなにつらくても、愛する家族のために自分の本当の気持ちを押しころす事が愛だと、強く強く思う反面、誰にも、そしててこにさえ、本当の自分のことを言えずにいる苦しさを、毎日1人で抱え込んでしまいました。
このままでは自分が本当にダメになって、一番守りたい家族のことも守れなくなってしまうと感じ、これまでの事、今の思いを、てこに全て打ち明けました。 打ち明ける事は本当に怖かったし、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
(てこ=ぺこさんの愛称)
りゅうちぇるさんは、ぺこさんにカミングアウトすること・夫婦関係を解消することに対しては相当大きな負い目を感じていました。
夫婦を突き通すことができなかったことを弱さと話しているりゅうちぇるさんには深い葛藤があったことが伺えます。
この決断は軽いものじゃないと思う
一方、りゅうちぇるさんに対するぺこさんのコメントも見ていきましょう。
ぺこの離婚コメント

わたしにとってりゅうちぇるは、誰が何と言おうと最高の彼氏だったし、最高の旦那さんだったし、息子の最高のパパだし、そして兄妹のようなともだちのような、時にはお母さんのようなそんな存在だけど、わたしは何よりもまず、りゅうちぇるという人間そのものがだいすきです
だから正直、墓場まで持っていってほしかったと一瞬たりとも思ったことはないと言えば嘘になります。
だけどそれ以上に、もしほんとうにりゅうちぇるがこの先何十年、おじいちゃんになるまでひとりで抱え込み続けていたらと思うとほんとうに怖いし、こうして今 生きて、勇気を振り絞ってわたしに打ち明けてくれたことに、ありがとうの気持ちでいっぱいなのです。
打ち明けてくれた瞬間、ひどいとか、最低とか、だましてたの?とか、ほんとうにそんなことは思わなくて、それはりゅうちぇるがほんとうにたくさんの本物の愛をくれたからだと思います。
そんなりゅうちぇるだからこそ、これからも人生のパートナーとして家族として、いっしょにいたいと思えるし、これからも今まで通り3人で暮らしていきます。
いわゆる ’’普通の家族’’ ではないかもしれないけれど、受け入れ難いかたちなのかもしれないけれど、だけどわたしは息子に胸をはって、りゅうちぇるはすてきなパパだよと伝えられる自信があります。
最初は受け入れがたい気持ちがあったと正直に伝えてくれたところがリアルですね。
女性として好きになった相手からのカミングアウトを動揺しつつも受け入れて、自分の気持以上にりゅうちぇるさんの気持ちを尊重しようと決めたぺこさんは本当に優しい方だと感じます。
りゅうちぇるとぺこの離婚に対する世間から批判の声

ぺこさんとりゅうちぇるさんの離婚について世間から批判的な声も少なくありませんでした。
りゅうちぇるとぺこの離婚に対する声「そのままのりゅうちぇるでいてほしかった」
りゅうちぇる氏は別に男らしく振る舞う必要なんて全然無くて「りゅうちぇる流の結婚と子育て」を貫いてくれればよかっただけだと思うのですよね。
— フェミトー@feminist_tokyo(お休み中) (@feminist_tokyo) August 26, 2022
「自分は自分」と割り切って生きてきた人なのだろうと思っていたので、なぜ急に普通のことを言い出した?という違和感があり、そこだけが残念ですね。
今までも「多様性の自分」や「個性」を主張していきたりゅうちぇるさんだからこそ、そのままのりゅうちぇるさんでいてほしかったという願望はありますよね。
メディアは”夫らしさ”を求めたかもしれませんが、世間は皆りゅうちぇるさんに”男性”は求めているわけじゃないよという意見も見られました。
りゅうちぇるとぺこの離婚に対する声「子供に対して失礼」
りゅうちぇる、ちょっとずるいなと思ってしまいました。
— ハチミツたまちゃん(ヌ) (@puninikukyu3) August 25, 2022
言い出すのが遅すぎました。
夫婦でいる時には夫婦の問題だけど、子供を作って家族になってから夫でいるのが辛いというのは、ぺこ、そして子供に対して失礼だと思う。
子供にどう説明するのか。
夫婦で決めたことですが外野がいうことでは➡️
夫婦ふたりの問題だけでなく、子供も生まれている中での決断が甘いという意見もありました。
ぺこさんは子供に素敵なパパだと伝えるつもりと言っていますし、何より子供はりゅうちぇるさんのDNAを受け継いでいます。
父親の気持ちも汲める優しい子供に育つと思うので、理解を得られるといいですね。
りゅうちぇるとぺこの離婚に対する世間から擁護の声

とはいえ、離婚という形はふたりが話し合って決断した結果です。
りゅうちぇるさんとぺこさんの今後を応援する声もありました。
りゅうちぇるとぺこの離婚に対する声「他人の勝手な推測・固定観念で解釈すべきではない」
今回の件は、単純にLGBTが原因と考えられるものではないんですよね。
「りゅうちぇるは男性が好きだからぺことは離婚して新しい恋愛をする」などと本人たちが一言も言ってないようなことを妄想・邪推して叩くのは違うんじゃないかと思います。
自分の勝手な価値観に他人を当てはめるのはやめた方がいいでしょう。
りゅうちぇるとぺこの離婚に対する声「離婚の選択は責められるものではない」
ぺこさんを好きになって、男性としての幸せを感じたりゅうちぇるさんの気持ちも本物ですもんね。
人間なので、結婚してから変わっていくものがあるでしょうし、何よりぺこさんへの愛は変わらないと言っています。
不倫や浮気ではないので、こういった気持ちの変化から選択した離婚の形は何も責められるものではないと思います。
まとめ|りゅうちぇるとぺこの離婚理由3つ!告白内容はLGBTと性自認は女?
- りゅうちぇるとぺこの離婚理由はりゅうちぇるのアイデンティティが崩れかけ心の限界をむかえていたから
- りゅうちぇるがぺこに告白した内容は「男性としての自分を負担に感じてしまった」と自身の弱さをカミングアウト
- りゅうちぇるとぺこの離婚に対して世間の声は賛否両論
今回は、りゅうちぇるさんとぺこさんの離婚理由を分かりやすくまとめました。
離婚という事実だけ見るとネガティブに捉えられてしまいそうですが、本人たちが納得いくまで話し合った結果なのですから外野の私達は見守っていくのが正解だと思います。
これからもりゅうちぇるさんとぺこさんの新しい家族の形や活動を応援していきたいですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
